東京工科大学は、今年度の「工学部・メディア学部・コンピュータサイエンス学部・応用生物学部」の新入生を対象とした「コミュニケーション利用実態調査」を発表し、とても興味深い結果が出ていたので、紹介させていただきます。
この記事は、日経MJ(2015年5月29日)にも掲載されております。
現在利用しているSNSサービス(複数回答)
昨年の新入生と比較し、LINEの主流化が今年はより進んでいる。
現在、利用しているSNSがLINE、またTwitterも昨年と比べ、利用者が増加しており、LINE・Twitter併用の傾向が出ている。 また、facebookの利用が前年比横ばい。 モバゲー・Ameba等の利用者は減少傾向。 写真をメインとした「Instagram」の利用が女性を中心に進んでいる。
普段、友人とやりとりしている、連絡方法(男女別・複数回答)
利用しているSNSがLINE、普段友人とのやりとりが「LINE」 LINEの主流化がより進んでいますね!
携帯(スマホ)メール利用は5割以下までに低下しております。 eメールは今後、プライベート利用は減り、PCでのビジネスで活用されるのみとなるかも知れませんね。
私が非常勤講師を担当している、ビジネス系専門学校での新入生にも同じような質問を口頭でここ数年行っておりますが、同じような傾向が出ております。
LINEはほぼ全員が登録、Twitterの活用が8割ほど・・・。 facebook利用者は、ほんの数えるほどになってしまいました。
3年ほど前、Twitterーfacebook の順で登録者が多く、特にfacebookの登録者が伸びていた時期。
そして東日本大震災後にスタートしたLINEが、スマートフォン保有者が増えるのに合わせて伸び続け、今までの友人同士、家族間の連絡ツールだった携帯eメール
の座のすべてを、ここ数年で置き換えてしまったようです。
また今年度の新学期でも、LINE登録者は増え続け、すでに「社会的なインフラ」になってきておりますね!
今後企業が行うマーケティングも、若者特に女性層を対象とした商品・サービスを扱っている企業は、LINE等のSNSを考慮しないマーケティングは考えられない
ものとなるでしょう。また、この傾向は大学・専門学校の新入生の18歳人口のみならず、20代・30代の層にも広がっているように感じる。
デバイスが携帯電話からスマートフォンに、そしてPCからスマートフォンに変わり、それと同時に、eメールからLINEにコミュニケーションツールが変わってきているように、私の周囲でも変化が生じているように感じます。
この調査は、新入生1,269から回答を得た調査結果。
東京工科大学
http://www.teu.ac.jp/press/2015.html?id=111
(工学部・メディア学部・コンピュータサイエンス学部・応用生物学部)