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人生100年時代 「老い」のマネジメント考
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超高齢化社会に突入した日本。人生100年というフレーズが、前向き
に聞こえます。けれども、このことは単に寿命の話ではなく、人の
高齢化の時代が長くなり、従来とは違う知見を持ち、取り組むべき
ことや対処法も多くなるということでしょう。
今、話題の年金制度のあり方もそうですが、ここでは個人の生き方
にスポットを当ててみます。
まずはベストセラーになった『定年後 50歳からの生き方、
終わり方』(楠木新著)。
定年後は、サラリーマンの話と考えるのは早計です。定年のない経営
者層にせよ、1回目の引退と捉えれば通じるものはあるはず。永遠に
できる仕事と、そうでないものがあるからです。
この本では60歳からの15年を黄金時代と捉えて、その間の生き方を
考えています。なぜ黄金の15年かというと、その期間は、子育てや
介護からも解放されて、自律して活動できる期間だからです。その
期間をいかに有意義に過ごすかを探っています。
筆者の調査では、その時期にきてイキイキしている人は、現状は20%
未満だったそうです。そういう人の共通項は、教育関係に従事、若い
人のために役立つことをしている、若い頃の自分を呼び戻している
(やりたかったことを改めてしている)です。社会とのつながりが
重要と説きます。
さらにいま話題のベストセラー『老いと記憶 加齢で得るもの失う
もの』(増本康平著)。記憶とは何か、加齢に伴い、なぜ衰えるのか
から始まり、単に記憶力を問題にするのではなく、高齢期における
記憶の役割について考えさせます。短期記憶、エピソード記憶など
記憶の種類がわかり、その分野別に対応法がわかってきます。脳ト
レが長期的に認知症などの予防効果があるという実証結果はなく、
むしろ興味や関心を持つことが、記憶力によいそうです。
以上、高齢者になっていくことに関わることを記述したベストセラ
ー群から、よりよく将来を過ごすための方法を考えます。
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さらに詳しくお知りになりたい方のために、小冊子
(A4判)を用意しております。
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