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テニスの世界ランキングトップ、そして錦織圭選手のライバルとして君臨する
ノバク・ジョコビッチさん。強力なサービスやリターン、巧みなスライス、
ドロップショットなどを駆使したオールラウンダーとして、グランドスラムを
達成、全豪では優勝回数６回を誇っています。
そんな彼も６年ほど前までは、世界トップクラスの選手ではあったものの、
世界一の称号を持つには十分ではありませんでした。彼を名実ともに世界ト
ップ選手に押し上げたのは、ある食事でした。食べ物を変えたことで彼の体は
キレ、これまで届かなかったボールに届くようになり、頭も冴えてどんなタフ
な試合でも最後まで集中力が切れなくなったのです。
食事や栄養に気をつけるのはテニスに限らず世界で活躍するアスリートに
共通しますが、一般的に技術やトレーニング方法に注意を払うようです。ジ
ョコビッチさんもそうでした。
しかしいまでは、トップ４０に入るプレーヤーなら、まず肉体の管理と栄養
の管理ができて、技術やトレーニングが生きてくると考えるようになってい
ます。とくにトップ４に入る選手は、食べたものに対して体がうまく反応す
るように細心の注意を払っていないとその座を追われると言います。
食べ物に注意を払うのはトップアスリートだけではありません。いま欧米
のエグゼクティブたちは最新の栄養科学から食生活を見直すことで従来とは
全く違った肉体、脳を手に入れはじめているのです。ふだんの食事を変える
だけで、とくに運動らしい運動もせずに体重が減り、脳が活性化し、うつ病
など精神疾患の改善される例も出ています。
「医食同源」という言葉があります。食べ物のバランスに気をつけていれば、
健康的な生活ができ、病気を予防できるという考え方ですが、いまは単に健
康維持だけでなく、最高のパフォーマンスで最高の結果を出す肉体と脳を得
るために、食事に注意を払うようになってきたのです。最高のパフォーマン
スを得続けるために、いまどきの社長はどんな食事をしていけばいいのでしょうか。
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