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【bizマーケティング小冊子プレゼントvol.82】「経営者なら知っておきたい行動経済学のキホン」

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人間はいつだって不合理に行動する!?
知っていると知らないでは大違い。
「経営者なら知っておきたい行動経済学のキホン」
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 スーパーマーケットなどに入ると、だいたい値札の端数が同じ
であることに気づくと思います。
「980」とか「1980」とか、最後の数桁に「9」「8」が入って
来ます。消費税が定着した今、それらの数字にプラス税となること
が多く、9、8の並びではなくなってしまうのですが…。

なぜ、思い切りの良い1,000円、2,000円としないのでしょうか?

1710BIZbook-2


 もしあなたが競馬をしたとします。2つのレースに賭けたとし
ます。1レースで5,000円儲け、2つめのレースで5,000円負けて
しまったとします。その時、あなたの心の持ちようはどうでしょ
うか? なぜかなんとなく損した気分にならないでしょうか?

 ネットが発達し、誰もがいち早く情報を欲しがる時代なのに、
なぜ完成まで時間がかかるディアゴスティーニ社の連続配本は
売れるのでしょうか?

 世の中で起こっている経済行為は、すべて合理的に説明され
る…それが経済学の考え方です。しかし従来の経済学では上述した
ような事象はうまく説明できませんでした。

経済学が想定していた「ホモ・エコノミカス」という人間像は、
“常に合理的な判断”をするので、合理的でない人間の行為は対
象としていなかったからです。こうした点から経営学は使えるが、
経済学は使えない、という経営者も少なくありませんでした。

 実際の人間は合理的ではなく、感情や思い込みで行動すること
が多い不合理性に満ちた存在です。同じ金額や同じ数字を見ても、
関わる人の社会環境や年齢、地位、体調、直前に起こった出来事
など、様々なファクターで受け取り方が変わってしまいます。

 こうした視点に立って発達してきたのが行動経済学です。
元来不合理な人間が起こす行動が、経済にどのように働くのかを
解き明かす学問で、マーケティングにも大きな影響を与えつつあり
ます。とりわけ、ネットビジネスでは画面から受ける一瞬の印象で、
視聴者の行動が変わるため、その研究の応用が進んでいます。

 いまや新たな商品を開発したり、それをプロモートしたり、新たな
ビジネススキームを作っていく上で、行動経済学は欠かせない学問となりつつあります。

 知っていると知らないとでは経営に与える影響は大違いです。そん
なイマドキの経営に直結する行動経済学のキホンを学びます。




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