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【bizマーケティング小冊子プレゼントvol.103】やっぱり必要?!令和の時代に考えたい日本の企業はなぜ企業神社を持つのか



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やっぱり必要?!令和の時代に考えたい日本の企業はなぜ企業神社を持つのか
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 日本人は信仰心の薄い民族だと言われていますが、四季折々の行事や
数年、数十年周期で繋いでいく祭りや慣習などを思うと、決してそうでは
ないと思われます。
 
 その信仰の対象になるものでは、神社とお寺が代表的ですが、数では
神社が圧倒的です。日本の神社は全国に8万以上あるとも言われ、日本
人の物心両面を支えているのは間違いないでしょう。神様は個々の日本
人、家族だけでなく、会社とも関わりが深いものです。
事業所の一角に神棚を祀っている企業も日本全国には少なくありません。

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 なかには自社で神社を祀っているところもあります。
大都市に林立するビルの屋上をふと見上げると、神社の赤い鳥居が目に
入ってくることもあります。こうした神社は企業神社と呼ばれ、多くの
企業に存在しています。大企業ともなると自社で敷地を用意し、自社専
用神社を建立しているところもあります。
 
 たとえば日本を代表する企業トヨタ自動車もその1社です。同社では
トヨタ神社と呼ばれる「豊興神社」を本社工場の一角に祀っています。

毎年年頭にはトヨタ自動車とグループ企業の首脳・幹部が集まり、神主
が祝詞を奏上するなか、首脳・幹部一同が、トヨタグループの繁栄と安
全を祈っています。
 
 ほかにもたとえば、醤油で知られるキッコーマンには、「琴平神社」
という大きな企業神社があり、毎年11月9日と10日に社長が祭主とな
ってお祭りが催され、境内では併せて菊まつり、盆栽祭りなども行われ、
市民の楽しみの一つとまでなっています。歴史ある企業神社らしく、琴
平神社は、神社本庁の傘下となっており、12年に一度は式年大祭が盛大
に催されます。
 
 企業神社で比較的多いのは「◯◯稲荷」という稲荷神社で、とくに
小売やメーカー、サービス業に多いようです。マルちゃんで知られる
東洋水産もその1つ。

1961年(昭和36年)に商売繁盛を祈念し、「幸稲荷神社」を分霊し祀っ
ています。その経緯がユニーク。マルちゃんと言えばカップ麺の「赤い
きつね」と「緑のたぬき」で知られていますが、マルちゃんを世に知ら
しめたのがたぬきそばだったことから、タヌキもキツネも同類だという
ことで、稲荷神社としたとのこと。
 
 企業はどんな理由で企業神社を祀るのでしょうか。
そこに人智を超えた経営のエッセンスがあるのでしょうか。令和という
新しい元号を迎えた日本で、企業神社と企業の関係について考えてみます。

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(A4判)を用意しております。
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