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人生100年時代 町と家を住みこなす
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日本の住宅政策は、戦後の住宅不足を補うためもあって、
ローンを組める30代で子供一人程度の家族を一次取得のモ
デルとして想定して作られてきました。
何々ニュータウンというマンションはその典型です。ただ
その層に焦点を当てたままずっときたため、その後に起き
てきた多様化には対応していないといわれています。
例えば高齢化もその1つです。同時期に入居した同じよう
な世代の住民がいっせいに歳をとることによって老人の町
になってしまい、町全体の活気を失ってしまうという事態
も起きています。
何々ニュータウンもその1つで、老齢化が進み対策が急がれ
ているにもかかわらず、先立つ資金が足りず劣化が進むと
いう悪循環に陥っている例が多いのです。
今の時代、独身者、新婚夫婦、小さな子どものいる家庭、
その子どもが中高生になった家庭、子どもが独立した夫婦
のみの世帯など、住む環境も多様化しています。こうした
状況は今後も続くのです。
しかも人生100年と言われる長寿社会において、今後はいか
に家および町を住みこなすべきかが課題でしょう。
そこで住宅政策の専門家である東京大学教授・大月敏雄
氏の著書『町を住みこなす』で、これからの町と住宅のあ
り方を探ります。
そのキーワードは多様化です。住宅団地のように、同じよ
うな物件で埋め尽くすのではなく、分譲住宅もあれば賃貸
住宅もある、ファミリータイプの物件もあれば隠居するた
めの離れのような小さな物件もあるという形です。
それに加え、コミュニティカフェや気安い居酒屋、足湯な
どが町の中に散在していれば、若者もお年寄りも家の外に
出て行こうという気になる。
コミュニケーションが活発になり「居場所」が増え、町の
楽しみを発見することができるといいます。そうした住宅
政策が求められています。
さらにノンフィクション作家・山岡氏の著書『生きのび
るマンション』で、個別・具体的にマンションのあり方を
探ります。マンションを終の住処にするには、実は管理組
合の役割が重要です。そして問題を解決する、企業経営の
発想が要ることが説かれています。
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さらに詳しくお知りになりたい方のために、小冊子
(A4判)を用意しております。
ご入り用の場合は、「小冊子希望」とご記入のうえ、
ご返信ください。
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