RSS2.0
スポンサーリンク
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ポストコロナに技術と市場を見つめる あの技術はこう応用され、展開された
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新型コロナと人類の戦いは長期戦になりそうです。
やがて収束したとしても人々の暮らしがまったく元に
戻ることはないでしょう。
自分の生活に本当に必要なものはなにか。いまのビジネス
に本当に欠かせないものはなにか。あらゆる業界におい
て、エッセンシャルなものが問われ、そのエッセンスから
生まれた真にクリエイティブな人や事柄が、ポストコロナの
ニューノーマルになっていくに違いありません。
ビジネスでは予てよりイノベーションが求められてきました。
しかしイノベーションは求められたからといって生まれるものではありません。
少しでもより良いことを続ける、継続的な改善が結果とし
て大きなイノベーションとなるものなのです。
もちろん大きなインベンションが一夜にして世界を変えるこ
とがないわけではありませんが、無から有を生み出すような
発想と実行はそうたやすくはないものです。
現代の製品や加工技術は革新に満ちていますが、よく見つめ
ていくと、過去の技術や発想の応用であったりすることが多いのです。
たとえば、アメリカに本拠地を置く３M。世界中でビジネスを
展開している化学品の総合メーカーです。一般の人々に馴染み深
いのはマスキングテープやセロファンテープなどでしょう。
３Mの強みの源泉はその非常に幅のある粘着技術と接着技術に
あるわけですが、もともとは接着技術も粘着技術も持っていませ
んでした。３Mはそもそも発祥の地であるミネソタを冠したマイ
ニング（鉱物発掘）の会社でした。
３Mがなぜ接着剤開発に力を注いだのかと言えば、所有してい
た鉱山でなかなかいい石が採れなかったからです。３Mはなんと
かこのクズ石に付加価値をつけることができないかと考えました。
狙いをつけたのはグラインダーでした。しかしグラインダーを
つくるには硬いクズ石を集めくっつける強力な接着剤が必要でした。
３Mはその接着剤の技術を磨いていき、結果その技術はさまざま
な製品分野に広がっていったのです。必要はまさにイノベーシ
ョンの母。ニーズに応えるべく愚直に技術を磨いたことが３Mの
いまの業容につながっているのです。
その製品・技術にはもととなるルーツがあります。
ポストコロナ時代に求められる、技術の応用力を事例からみていきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さらに詳しくお知りになりたい方のために、小冊子
（A4判）を用意しております。
ご入り用の場合は、「小冊子希望」とご記入のうえ、
ご返信ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スポンサーリンク
