ここ数年「インバスケット」という言葉が話題となっています。インバス
ケットとは、もともとは未処理箱に入った未処理案件のこと。こうした
未処理案件をある特定の立場の人になったつもりで次々と判断対処していく
訓練を言います。
インバスケットのルーツは割と古く、1950年代にアメリカの空軍が訓練結果の
測定に使ったのが始まりと言われ、その後大手企業などのリーダー養成の
ためのトレーニングツールとして発達し、近年では行政庁や中小企業でも
取り入れられるようになってきています。
インバスケットトレーニングは、まず条件や環境を設定し、その中である
人物になりきって、制限時間内に複数の案件に対処していきます。
どこかのチェーン店の店長であれば、店長として。支社長であれば支社長
として。社長であれば社長に「なりきって」、未処理案件に取り組むのです。
似たような方法に「ケーススタディ」がありますが、ケーススタディが一つの
解を出すまでのプロセスを学んでいくのに対し、インバスケットは次々起こる
案件を関連付けたりしながら、それらを一つのストーリーとして考え対処して
いきます。従ってインバスケットには正解はありません。所与の条件と、その
読み取り方や、読み取る人のポジションで変わってくるからです。
またインバスケットでは一つの問題を処理するのではなく、日常的に起こる
同時多発的な複数案件を処理する判断力が求められてきます。現代は昔に
くらべてメールや社内SNSなど、情報ツールが発達しているため、上に立つ
人間が処理しなければならない案件がどんどん出てきます。現実には時間が
限られていますから、限られた時間のなかで何を優先して処理をすべきかが
問われるのです。
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